今回は、私の価値観についての話です。
価値観とは「一番大切にしていること」。
私にとっての価値観とは、「遊びが人生を豊かにする」というものです。
人生を振り返ると、
楽しかったな、
この人の新しい一面を見られたな、
腹を割って話せたな、
といったことは遊びを通して得てきました。
小学生のときは、友達の家にあつまって
・遊戯王やデュエル・マスターズなどのカードゲーム
・ゲームキューブでスマブラ、どうぶつの森
中学では、これらにサルのようにはまっていました。
・PSPのモンハン
・PS3のメタルギア・オンライン2
大学のときは、
先輩から教わってボードゲームにはじめて触れて、
「カタンの開拓者たち」や「ドミニオン」をやりました。
(ここで、人生ゲームやUNOと違う、広大なボードゲームの世界を知りました)
社会人になってからも、
アウトドアのレジャーであったり、ゲーム会などで色々な方と知り合えました。
振り返ってみると、
人間関係や思い出の多くは
「遊び」でできていることに気づきます。
そしておそらく、これは私だけでなくて、
多くの方がそうでしょう。
20代前半では、仕事とか将来とかを考えて、
遊びを切り捨てて努力しようと思っていた時期もありました。
マシーンのように起きている間ずっと働いたり。
それはそれで、必要なことだったとも思います。
実利を得たり、
社会的な評価や結果を出すために成長することは、
もちろん大切です。
しかし、そんな時期もつねに
「意味のある時間を過ごすには?」
というテーマがつねに頭の片隅にありました。
意味なき人生はやはり空虚だと私は思います。
どれだけ能力があっても、
地位や権力があっても、
大きな成果を残せても、
「自分の人生はなんだったのか」
と思いながら死んでいく人はたくさんいる。
(世界史を勉強していると、そういう例をたくさん見ますね)
「生きてきてよかったな」
「この人と一緒に過ごせてよかったな」
「この時代に生まれてよかったな」
そう思える機会にたくさん恵まれる人生が、
私の考える理想の人生です。
それを受けて、今後の人生でチャレンジしてみようと思ったのは、
「遊びに向き合い、楽しみ、そしてみずから創りだす」
ということです。
遊びは、人と人がつながれる「場」をつくりだせる。
■ 友人や恋人との思い出になったり
■ 自分の実力を超えた経営者の方と一緒にイベントができたり
■ 作品を通して自分の世界観を知っていただけたり
■ 自分の人生に意味を感じることができたり(形あるものを残せる)
■ つくるプロセスで充実感を得られたり(発見・学び・強みを活かす)
■ ゲームイベントに登壇者として呼んでいただけたり
■ それがきっかけで他の制作者と知り合えたり
■ オリジナルのゲームを販売することでお金につながったり
いままであまり意識してきませんでしたが、
遊び、とくにゲームがもたらしてくれた恩恵は大きいなと感じています。
ゲームを通じて、人に価値提供したり、
喜んでもらえたりといった体験を通して、
「ゲーム制作」という活動は
私にとって重要な意味を持つようになりました。
人とつながる窓口とでもいいましょうか。
もともと私がボードゲームをつくったきっかけは、
これを仕事にしようとかではなく、
友人とのボドゲ会の
ちょっとした余興を作ってみよう程度のものでした。
当時、とくにボードゲームに詳しいわけでも、
ガチ勢だったとかでもなく、
カジュアルに遊んでいた程度です。
ただ性格的に凝り性なので、
こだわっているうちにゲームが育っていって、
最終的にはゲームマーケットで販売するに至りました。
いろいろなことがたまたま連鎖してボードゲームの世界に足を踏み入れた。
それで、今も新作をつくっています。
(時間がかかっていますが、辛抱して待ってくださる皆に感謝…!)
正直、趣味でつくったゲームが、
ここまで広がりを持つとは思っていなかったです。
(しかもまだ一作品しか出していないにも関わらず)
これもひとつの機運と捉えて、自分は今後
遊びを通して価値を生み出したり、
自他ともに人生を豊かにできる
そんな人になっていけたらな、と考えています。
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